Web検索! メタサーチ Top 4大検索エンジンに対するバックリンク(被リンク)の効果

2005年01月21日

バックリンク(被リンク)に対する検索エンジンの反応

ロボット型検索エンジンとバックリンク

「今更なんでだよ」って? 御意見も出て来そうなネタでは有りますがご容赦を。

現在の主要なロボット型検索エンジンは各ページが被る他サイトからのリンクを重要視する様になっています。
「重要なページはリンクされている数も多いはずである」又「重要なページからリンクされたページは重要である」 と言うアルゴリズムが強く働いています。
上手く機能すれば素晴らしいアイデアのはずだったのですが逆にリンクスパムを試みる者が現れ事態をややこしくしています。
リンクスパム対策の為に
グーグルなど、リンクスパム対策に乗り出す--「ノーフォロー」タグを導入へ
米Google、リンク属性を利用したコメントスパム対策機能
この記事にあるように外部に協力を求める形でのリンクスパム対策を行う場合も有るようです。

今回バックリンクが検索結果に及ぼす影響に付いて日本語で利用出来るロボット型検索エンジン Google、 Yahoo! と現在ベータ運用されている msnβ、 Ask.jp で調べてみました。
NAVER は2005年1月末で検索サービス中止ですので調査には加えていません。

対象に選んだキーワードは 「no」 「18」 「退場」 「退出」 「出口」
これらのキーワードは多くのアダルトサイトが入場制限の出口としてYahoo! Japan へリンクし、そのリンクアンカーテキストとして使用されています。
今回 Yahoo! Japan をターゲットに選んだのは他の一般のサイトに迷惑が掛からない様にしたかった為です。
対象をYahoo! 以外に求めればもっと各社間で差の付くキーワードが在るはずです。

Yahoo! Japanの順位
no Google no * Yahoo! no 1位 msnβ no 1位 Ask.jp no *
18 Google 18 1位 Yahoo! 18 1位 msnβ 18 1位 Ask.jp 18 *
退場 Google 退場 1位 Yahoo! 退場 1位 msnβ 退場 1位 Ask.jp 退場 *
退出 Google 退出 1位 Yahoo! 退出 1位 msnβ 退出 1位 Ask.jp 退出 *
出口 Google 出口 * Yahoo! 出口 1位 msnβ 出口 1位 Ask.jp 出口 *

実際の所?
リンクアンカーテキストに強く反応すると思われている Google が「no」と「出口」では反応しません。
逆に YST 利用の Yahoo! と msnβ には数の論理が素直に働いているようです。
Google と並び高性能だと思われる Ask.jp(TEOMA)は全く反応していません。
TEOMA が全く反応しないのはキーワード(クエリー)毎に関連するグループを切り出しその中だけでリンク関係を評価する為だと思われます。

今回検索したキーワードは Yahoo! にはあまり関係の無いキーワードで、 検索者にとっても Yahoo! が上位に表示されたのでは質の良い検索結果とはいえません。

たったこれだけの調査結果では何も言えないのですが Google にも独自の処理技術が在るのかな? と思わせる様な結果ですね。

って、ここまで書いてUpしようかと思っていたらニュースが入ってきました。
Ask Jeeves、Googleが提案したコメントスパム対策機能に当面静観の構え
なるほど納得ですね。

参考リンク: かなり古い記事
サーチエンジン「Teoma」が正式リリース〜情報発見のための新しいツール
Google、初のWeb検索特許を取得

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