[titbsk:1260] 各役職者は上位目標を認識してリーダーシップを発揮しよう!

各役職者は上位目標を認識してリーダーシップを発揮しよう!
12月16日に今や恒例となった3回目の【東工大バスケ部応援する会】が、老若バスケ愛好者45名が集って盛会に行われたことは、小関さんが提供した写真でご承知の通りです。福島副会長の司会によって、卒業する現役メンバーからの思い出と感謝、古強者からの現役への熱い期待、2018年の主力となる麦島主将、山田副将、下新原総主務担当、以下、3年、2年、1年生からそれぞれの抱負が語られました。会は、素晴らしい雰囲気で盛り上がりました。しかし、来年を担う現役の中には、続いている目標未達の壁を破ることの重圧を感じて帰路に就いた人もいただろうと思います。
その間、主将、副将に続いて、各役職についてのご挨拶のメールが発信されて、同窓会員に届いています。これを拝見して一つ気づいたことがあるので、紹介します。
それは、【各役職はそれぞれのタスク(仕事や業務)を含みますが、それは組織の目標を達成するためにある】という認識が十分でないのではないか、という心配です。
【5部全勝】と目標を立てたら、すべての役職の上位目標は【5部全勝】です。何か活動したら、上位目標にどのように貢献したか、を問わねばなりません。同窓会についても同じことが言えます。
具体的な例を挙げさせてもらうと、茂木さんが会計を担当する、会計は集まったお金を適正に管理することが重要な任務ですが、先輩からたくさん寄付してもらいにはどうしたらよいか、を考えて、各役職の人が、その目標に沿って考えたり、行動したりするようにリーダーシップを発揮する役目です。そのために、コミュニケーション・スキルが必須です。
総論として、上位目標との関係を目標分析して動かないといけません。締めの言葉で、岡安副会長が、女子マネジャー陣の活動について、コメントされたことを、経営用語を使って説明すると以上のようになります。頑張ってください。
Motosan

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現役諸君へ


価値観を高めよう!
前回、上位目標を意識すると、いろいろな課題が見えて、コミュニケーションやリーダーシップを必要とする局面に遭遇し、従って権限も大きくなることを述べた。それに加えて、自分自身が高い価値観を持つといろいろな課題が見えてくる。志を立てるためには、価値観が前提になる。一生のうちに、どれだけ価値を創造できるか、考えただけでも、胸が躍るではないか!
例えば、バスケット部の伝統を築くことに価値観を感じると、【応援する会】が終わったら、この盛会を参加していないメンバーにどう伝えたらいいか、と考える。会員間の絆を強めることに価値を感じれば、会の最中、仲間を紹介しあったり、知らない人を見つけたら、話しかけて自己紹介するようになる。良いシューターになろうと思えば、練習するリングが必要だ。体育館には、自分の空き時間に体育館に入れない。それなら、アウトドアにリングを作る計画を立ててもらうように働きかけるとか、発想が展開する。新聞に出ている【企業が望む人材】は、高くて柔軟な価値観を持って活動する人だと書いてある。
部活は、相手校があって、真剣勝負する仕組みがある。勝つか負けるかの結果を見ながら、いろいろなスキルを磨くことができる。だから、その中で諸活動をするとき、それが、勝負にどのように関係したかを調べて活動の改善に結び付けることが要点だ、と岡安副会長はマネジャー陣の諸活動について指摘したのである。Motosan

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現役チーム及びバスケ部同窓会各位へ

歴史に学ぶことが沢山ある!
現役の麦島・山田東工大バスケ部活が、2018年度には本来あるべき姿に戻ることを願って、書いている。そのヒントがいくつも【応援する会】を通じて感じられたので、望みはあるが、当日述べたように容易なことではない。でも、やるのは現役たちだ。
期間は限られている。早くも1週間は過ぎようとしている。
歴史を取り上げるきっかけは、2年生の山部君の発した一言【先輩たちがどのようにしていたのか知りたい】。近くにいた私は【そのためには問いを発することだ】。後で考えた。間違った返事ではないが、【問いを発する】のは、とても難しいことだ。修行を手伝うのが先輩の役目だと。
東工大バスケットボール部85年史の26ページを見てもらいたい。1葉の写真がある。【指揮をとる石坂高志コーチ】対東大戦タイムアウトで相談するチームの写真である。1年生の私が映っている。石塚さんをまっすぐ見て何か言っている。日産車体の社長を務めた浅野重則さん(2年生)、日建設計の重鎮だった阿部さん、(いずれも故人)、私の隣は、大阪にお住いの小林昭夫さんだ。戦後間もない時代だが、バスケの話に上下関係はない様子を感じ取ることができるだろう。
記事には、山部君が期待すると思われる内容が記述されている。同時に、歴史認識がいかに重要かの教養が、バスケ同窓会から、大学と蔵前工業会に根付くことを願っている。

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コミュニケーション障害を退治しよう!
現役諸君へ
練習が正しく行われているかは、識者が見ればわかる。
【応援する会】で、藤本幹太さんが【HCDでの親善ゲームで現役チームとやった時に、あまりにも簡単に始末できるので、大丈夫かな?】と心配になった、という意味のコメントがあった。私も、岩月先輩や服部先輩が楽しそうにやっているのを見て、今年はだめだと思った。前の日に紹介した85年史の27ページに、川又さんや高木さんがメンバーで合宿したときに、前年の大黒柱、鬼頭さんが手伝いに来てくれた時の様子が記述されている。
HCDは7月だが、実はそれより3か月も前、私は、関東学生トーナメントの二回戦を見た段階で、【このままでは前年の轍を踏む恐れ大】と感じたので、それを担当する数人に、問題を認識して対策を相談するためのミーティングすることを提案したが、まったくアクションをとる気配さえなかった。これは重症のコミュニケーション障害で、どうしようもない。東工大は、【同好会活動は学生主導で】と謳っているが、その欠陥が、部活運営のノウハウの蓄積、つまり伝統を築くことを邪魔している。低いレベルに安住して、過去においても、惜しいところで昇格を逃したり、昇格してもすぐに陥落している。バスケ同窓会の絆もつながりにくい。これは、現役諸君に押し付ける問題ではないのだが、現実問題としては、当代の、今年の現役が頑張らないと進まないと思うし、頑張れば、それなりの支援が得られるのではないか、と思うのである。

今日はバスケ囲碁同好会の例会が田町の談話室で行われ、バスケ部以外からも、スキー部、ソフトテニス部からの参加があり賑やかだった。同時に行われた別な会合に参加したバスケ部OBとの交流もあって、お互いに元気をもらって帰宅した。  Motosan

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歴史から学べることが沢山ある!(続1)

現役チームへ

12月4日の第4回立志セミナーで一人の学生が手を挙げて、立ち上がりコメントした、【ご講演は、歴史認識の重要性を指摘されたもので印象に残りました。理工系は歴史なんか知らなくてもいいんだ、という雰囲気でこれまで過ごしていましたので、どうもありがとうございました】。 バスケ現役の皆さんは、どう考えますか?
応援する会での会話の中から卑近な例を紹介すると、【2012年に、4部昇格を果たした時の主将、主務、コーチを知っていますか?】という問いを何人かに投げたが、正しく答える人はいなかった。2014年に二度目の4部昇格を成し遂げたとき、当時の主将、守屋さんが、祝勝会で強調した勝因は、野口、野村、荻谷、占沢の4年生のコミュニケーションがかみ合ったことだった。恐らく、飲み代もかかったことだろうが、大きな成果を達成した。
応援する会で聴いた話を思い出して浮かぶアイデアだが、歴史センスを鍛えるための戦略を、急成長している女性パワーに考えていただけないか、どうだろうか? プレーヤーは、汗水流してすることに熱中しやすく、周辺の重要な課題を見逃しやすい。その分野に女性パワーが取り組めば、部活の価値をぐっと上げる戦略が出てくるのではないか?同時に女性パワーが生み出す付加価値も増える。
麦島・山田・下新原東工大バスケ2018の出来上がりが楽しみになる。Motosan

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多様な各メンバーの能力を生かす部活を志向しよう!

主として現役チームのメンバーへ

柔軟な部活参加を可能にすると、バスケ部の価値が増進し、その利益は自分に戻ってくる!

【応援する会】で、皆さんのスピーチの合間に、自分の席以外のテーブルを回って会話した。

酸素ボンベを引いて参加した高木ヤスオさんが言った、「現役は【声を出せ】とか【4年間通して部活】とか言ってるが、バスケットで大事なのは個人の技を磨くことなのに、認識が狂ってるのではないか。自分は、大学に入るまで体育らしいものはまったくやっていなかったが、練習でエンドラインからのシュートを30本入れる、練習を必ずやったことが、在学中は出場の機会がなかったが、実業団大会で大変役に立った」。高木さんの話を聞いている前で、昨年のHCDで【5部全勝が目標と言ってるが、体育館で見てその可能性はまったく見えない】と言って、主将の新谷君を困らせた広岡さんが、山田副将を捕まえて何か熱心に説いていた。寂聴の私は聞き取れなかったのだが、山田君は、やや微妙な笑みを浮かべて聞いてていたが、何かが伝わったことだろう。

まったく高木さんの言う通りで、私は、先シーズン選手たちに強調し、それを助けるためにフェーブックに東工大バスケットボールを開設した。学校で学ぶ生徒に対して、私塾の学習塾的な機能を提供するもので、マネジャーに良く説明して、希望者の参加を促すように勧めた。ところが、若い卒業生の参加は多いのだが、肝心の現役からの参加は極めて低調で推移しているのは残念だ。というのは、今年のリーグ戦の大事なゲームで期待した働きをしないプレーヤーが多かった。個々のプレーヤーの働きは、有効なヒントを得ることで、大きく変わることが多いので、私塾だから、押し付けるわけにはいかないが、顧客開発活動がまずかったかと残念に思っている。

【4年間通して部活】については、個人の目標とするのは個人の自由だが、部としての目標とする場合には、多様な部員のニーズに対応できるように部活への参加様式を柔軟にする必要がある。それが実現すれば、部活の価値は上がる。より沢山の人がバスケットの楽しさを味合う機会を提供できるからだ。東工大の価値を上げることにもつながる。しかし当日のスピーカーの話は、部活の柔軟性についての配慮なしに、参加者に参加を要求し、途中退部者を排除するニュアンスに聞こえた。この点については、【ストーブリーグ】というタイトルで、本グループに紹介しているし、昨年も、幹部には事例をつけて紹介している。

現役の中に、【学部4年間を継続して部活に参加する】を歓迎する声があるのは、理解できるが、これは現実的ではない。もっと広い視野を持つべきである。

学生には各人の志があり、それぞれの都合がある。それぞれが1日24時間の条件の中で、時間をやりくりして部活に参加するのだ。今年は、勝君が4年に進む機会に退部したそうだ。勝君は、部活と学習の両立に挑戦する模範的なメンバーだった。それが、応援する会に姿を見せないのは寂しい。去年は、福原君の例があった。直近の歴史を見れば、中途で退部した例、中途で参加した例が沢山ある。中途でやめたけど、熱心に応援に来てくれる人もいる。現役を超えて同窓会として取り上げる重要な課題ではないか。

私が見ている最近の8年間の事例の中でも、中途退部、中途参加で部活に貢献してくれたメンバーは沢山いる。私のFBには、沢山参加している。先日の応援する会やHCDに何故参加させないのか、不審に思っている。いい加減に出たり入ったりは困るが、一番困るのは、引き受けた役目を引き受けられない事情が生じたときに、事前に関係者と相談してカバーする体制を構築しないで持ち場を離れることだ。きちんと予定を組んで参加、不参加することに対応できる部活にするべきだ、私自身、そのように対応して83歳まで過ごしている。現在の体制で、対応できないなら、相談すれば、いくらでも方法はあるし、マネジャー陣は強力だから、リーダーシップとコミュニケーション能力を発揮すれば十分対応できる。

何故、できるはずのことができないか、原因を想像するに、練習計画と練習管理のリーダーの力量が不十分であるとこういうことが起こる。その問題は、各自が自己の力量を認識して、協力体制を構築すればよい。それがリーダーシップで、能力不足のまま、任務を抱え込むと蛸壺体制になる。具体的に言えば、チームの中の適任者がその役割を担うことで解決できる。学年の上下で、固定的に役割を決めないで、力量に応じて決めればよいだけの話である。リーダーシップを誤解してはいけない。

分かってもらうために手前味噌を言わせてもらうと、私の場合、バスケットの部活経験は、後に理研の理事長を務めた恩師 星野敏雄先生が書いた推薦状にも書いてあったし、人事担当者との面接においても強力なカードだった。(笑) Motosan

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歴史には、自分が創る部分もある!

麦島・山田・下新原東工大バスケ2018の3年、2年、1年の皆様へ

歴史から学ぶことが沢山あると強調してきたが、今日のポイントは、麦島・山田・下新原と来年の東工大バスケ部現役は、東工大バスケ部の歴史の大事な部分を自ら創るチャンスに向き合っているということだ。君たちが適切にリーダーシップをとれば、監督、コーチ、その他の先輩たちが、過去の経験を生かしてサポートしてくれることは言うまでもない。それがなければ、過去の失敗から抜け出せない。その決意表明がないなら、応援のし甲斐がない。

これまで、いろいろ述べてきたし、事例も示したが、そのまま真似することは期待していない。時代が変われば条件が変わる。しかし、変わらずに重要なことがある。コミュニケーション障害、蛸壺志向、貧困な価値観、正しいリーダーシップの欠如、歴史認識の欠如、これらとは戦わねばならない。それに、時は金、各人に1日は24時間、各人が多様な価値の中でもがきながら、バスケを楽しめるように、知恵を絞って、相談し、行動して、来年の会では、君たちが創った歴史をみんなで祝いたいと思っている!フレーフレー、麦島・山田・下新原東工大バスケ2018!!! Motosan
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